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『新着講師』コント山口君と竹田君の講演を聴いてきました2014/08/18

6月19日(木)に都内で弊社お得意様ご主催の安全大会でコント山口君と竹田君の「思い込みがミスの“素” ~日々全く同じ仕事はない~」というテーマの講演を聴いてきました。

4月上旬にコント山口君と竹田君の旧知のHマネージャーからお二人での講演を考えたいという相談を受け山口君も交えテーマ、構成、内容など話し合い、こちらからのリクエストもお伝えし講演の中身を作り、構成して頂いて初めての講演会でしたし、この後も数本の講演をお願いしていましたので私が聴かない訳にはいかない現場でした。

実はこの日たまたまですが同じ会館の別の会場でも弊社のお客様ご主催の講演会で辺真一(ピョン・ジンイル)先生をお願いしておりました。

また、余談ですが本当の話でついつい笑ってしまいましたがコント山口君と竹田君の方の主催者ご担当者のご本名が千葉真一さんで、千葉さんの中学の同級生に何と野際陽子さんという方がいらっしゃったとのこと、さらに辺さんの方の主催者会長様のお名前が「モリヤ ヒロシ」さんで何とも不思議な日でした。

今年コンビ結成30周年を迎えられたコント山口君と竹田君のお二方は「くりぃむしちゅー」の有田哲平さんと上田晋也さんの師匠だと申し上げると「へぇ~」と仰られる方がほとんどです。

さて、講演の方はと言いますとコントで勢いよくスタート。コントの中に主催者名やお偉い方々のお名前を巧みに取り入れ、笑いで会場を一杯にし一気に和やかな空気を作ってしまう運びはさすがです。

またコント終了後すぐに、竹田君がクリーニングから返ってきたまま当然上下揃っているだろうという“思い込み”で衣装のスーツのズボンを本当に忘れたというオチまであり、チグハグな衣装もネタではなく計算していないマジボケで笑いを取り、失敗を笑いに変えてしまう所もさすがです。

聴衆の中からいじっても決して怒らなさそうな方を選ぶのもキャリアがなせる技とでも言いましょうか、やはりさすがです。

お二人それぞれの面白思い込みの実体験談、独立したばかりの時にマネージャーにガチで騙されてしまった時の思い込み、それらの経験や失敗から学んだ数々の事、STAP細胞に揺れる理研の時事ネタも交え、そしておそらく聴衆の方々の参考になるであろう話を偉ぶることなく楽しくわかり易くされた。

仲の良いコンビが非常に少ない中でたぶん筆頭に上げられるほど本当に仲が良いお二人です。今回の二人での講演という新しいスタイルもどちらか一人が講演をして稼ぐのではなく、一人当たりのギャラが少なくなっても二人での仕事を増やして、二人でやっていきたいという意思の表れです。私も初めての「二人講演」も全く違和感なくすんなりとお二人の世界へと入り込めました。

最後に竹田君が俳優の大滝秀治さんから教えられた「人生とは?」というエピソードを披露された。
大滝さん:「人生とは自信を持たなきゃいけないんだよ。謙虚でいなきゃいけないんだよ。自信の上には何がある?」
竹田君:「すいません、わかりません」
大滝さん:「驕りがあるんだよ。じゃあ謙虚の下には?」
竹田君:「わかりません。」
大滝さん:「卑屈がある。竹田君、この世界で長くやっていくんだったら自信と謙虚の間で生きなきゃいけない。それが人生、それを探す旅なんだよ。」
と竹田君が話し終えると間髪入れず山口君が「まだ活かされてないな。」とツッコミを入れ会場中大爆笑。
そして続けて「良い話を聞いて為になったと思い込み勘違いしている竹田君のようにならないで下さい。」と講演を締め括られた。

終了後Hマネージャーに僭越ながら良かった点、改善して欲しい所、もっとこうして貰えないかという要望をお伝えし、この後の弊社でお願いしている講演会へ向け“改良工事”を依頼し、見事に応えて下さりこの後に行われた弊社依頼の講演会は全て大好評で終えることが出来ました。

萩原栄幸先生の講演を聴いてきました2014/08/06

6月11日(水)に都内で弊社お得意様ご主催の萩原栄幸先生の講演を聴いてきました。
情報セキュリティ管理者の方々対象でテーマは「目からウロコが落ちるか?大変動期のヒントをここに!」でした。

萩原先生は金融業界の情報セキュリティ担当者で知らない方がいないと言われるほど有名で、間違いなく日本における情報セキュリティの第一人者です。

「情報セキュリティ」とは?、例えれば“暴れ馬”。ほんの少しだけ立ち止まったり、ボケッとすることもあればあっという間に振り落されることもあるもの。必死で勉強し続けないと追いついて行かない非常に大変なもの。

昔と比べ「セキュリティは大事」と異口同音に言われるが、その実人員や予算は縮小傾向にある企業が多い。実際に「情報漏えい」や「内部犯罪」が起きない限り経費としか映らないのでこの傾向はやむを得ない側面もあるのかもしれない。

しかし現在企業ではモバイル端末のセキュリティー・ポリシー策定、Webセキュリティ強化策対応、スマホの利用規定制定、企業SNS の導入、SNSの社内規則追加、クラウド導入検討及び実装、BYODの導入検討及び運用、渉外用タブレットの検討、ビッグデータ活用の推進における具体策検討、LINEの取り込み策検討、WindowsXP対応、消費税対応、サイバー攻撃対策などなど行わなければならなくなってきておりセキュリティーの重要度は高くなってきている。

今年5月13日付朝日新聞に「ネットバンキング不正深刻」と報道され、ネットバンキングの被害金額が2012年は4800万円だったのが2013年には約30倍の14億円を超えた。またNHKの報道でも今年の5月9日時点で既に前年の被害金額を超えている。

今後経営者は「情報セキュリティ」を経費として考えるのではなく戦略的投資と捉える必要がある。

昭和の時代「システム部」は人材の捨て場だったが、10年以上前から「システムを経験しないとTOPになれない」という認識に変わった。

サイバー “戦争”は既に始まっている。
CNNや昨年の韓国でもサイバー攻撃があった。

日本では被害があっても情報公開しない、そもそも被害に遭っているという認識すら無いのでいつの間にか被害の拡大を招き「見えない化」と情報の横断拒否によるボロボロになったシステムで、国会議員のPW(パスワード)漏えい事件ではPWが漏えいされたにもかかわらず発覚後1か月以上経過しても国会議員の半数がPWの変更をしなかったという世界では考えられない「情報セキュリティ」の認識が無い国家として見られている。

一般的に中小企業において基本中の基本であるログの採取はしているが定期的且つリアルで分析し警告を出すということをやっている所はほとんど無い。例えて言えば監視カメラを設置しているのに、まさに今泥棒が金庫室に入りお金を盗んでいくその監視カメラの映像をチェックしないのと同じこと。そしてほとんどの経営者の口から出る言葉は「うちはログを取っているから大丈夫」と言われるが何の意味も無い。

サイバー攻撃の概要、手順、SNSの危険性を具体的に説明。情報セキュリティ教育の大切さ。

報道で「アクセスはされたようだが被害は確認できなかった」というコメントをよく耳にすると思うが鵜呑みにしてはいけない。正しくは「アクセスはされたがそういう証拠を発見できなかった」ということで既に相当な情報が漏れてしまった前提で行動すべき。

2012年9月に米国下院情報問題常設特別委員会が「中国が米国の通信ネットワークにバックドアと呼ばれる悪意あるハードウェア、ファームウェア、ソフトウェアを組み込む危険がある」としてスマホでは世界でも上位の生産企業である「H社」と「Z社」を使用しないよう勧告書を出した。
また、コンピュータワールドの記事で「マイクロソフト中国で出荷時からマルウェアを含むPCを発見、工場でプリインストールか?」が出て中国で製造されたPCを徹底的に調べたら2割のPCから強力なマルウェアが発見されている。
昨年イギリス諜報機関の発表により旧IBMのPCブランドであった「L社」(現在は中国系企業が買収)のPCのハードの中に“不正な回路”が発見されたという。
以上の詳細情報も含め説明。

「サイバー攻撃」対策と「内部犯罪防止」対策についての基本的な考え方と具体的方法。

最後に我々は好き嫌いに関係なくITの世界に生きていて、通常の業務とは違い「情報セキュリティ」の世界は短期間でドラスティックに変化するので自ら身を守る為に何をどうするかをちゃんと考えた企業のみが勝ち組になるチャンスをモノにできると考えていると締め括られた。

未知の怖い情報を聴け、ちょっとした気の緩みがとんでもない結果を招く可能性を秘めていて「情報セキュリティ」は決してナメてはいけないこと、デジタルの世の中にあっても「人」と「教育」というアナログな部分が最も重要だということがよくわかった。

90分の講演、半日、一日セミナー、研修等萩原先生が書かれたわかり易いテキスト「よくわかる!情報セキュリティの基本」(PHP研究所)を使用しながらIT、セキュリティのイロハの「イ」の部分から実践そして専門的なものまでのどのようなレベルにも内容を合わせることが可能な講師です。
特に経営者の方々にとっては必聴の内容です。

辛坊正記先生の講演を聴いてきました2014/07/28

6月9日に都内で辛坊正記先生の講演を聴いてきました。

なかなか聴いてきた講演を書けなくて間が空いてしまいせっかく読んで下さる方々には大変申し訳なく思っており私自身忸怩たる思いがあります。
今後のラインナップの一部ですが「萩原栄幸先生(システムセキュリティの第一人者)」、「コント山口君と竹田君(くりーむしちゅーの師匠)」、「北原佐和子先生(女優)」、「工藤公康先生(野球解説者)」、「小倉智昭先生(キャスター)」、「佐々木常夫先生(ワークライフ“マネジメント”の第一人者)」「与田剛先生(NHK野球解説者)」とストックが溜まっておりますので追々ご紹介させて頂きますのでしばらくお待ち下さい。

さて、30数年来の弊社お得意様主催講演会でテーマは「日本経済の現状と課題 ~明るい未来を拓くには~」でした。

“辛坊正記”と聞いて「誰?」という反応と「もしかして」という二つの反応に分かれるのではないでしょうか?
後者の方はおそらく辛坊治郎氏の血縁かなぁ?と思われたでしょう。
そうです実のお兄様です。

講演の冒頭で「去年ヨットに乗っていてマッコウクジラが突っ込んできて救助されたTVキャスター辛坊治郎の兄です。」と自己紹介されました。

ご兄弟での共著を2冊出版しておられ2010年に最初の「日本経済の真実」を出版され、1週間くらい経った時に奥様が「毎日新聞のベストセラー」のコーナーで紹介された記事を見て「凄いじゃない、お父さん!でもね著者の所に辛坊治郎“ほか”って書いてあるわよ」、それ以来先生のお宅ではご両親から頂いた「正記」という名前に加え二つ目の名前が“ほか”になったそうです。

現在の経済成長率の上昇、失業率の低下、物価上昇でデフレ脱却か?と思われるかもしれないが過去にも何度もあったレベル。
長い間ずっと出口が見えないと言われ続けた経済の低成長と危機的と言われた政府の経済状態は前者に解決の途についてきたかなという程度。

ではこの先どうなっていくか?
①前出の長く日本経済が抱えてきた二つの課題の現状がどうなっているのか?
②アベノミクスでどうして今景気が良くなっているのか?
③これを日本の息の長い成長に結びつけ、復活に繋げていくために何が重要で何に気を付けなければならないか?

GDPとは?簡単に言うと例えばジーンズを6,000円掛けてベトナムで作り輸入し日本で10,000円で売ったとするとベトナムのGDPは6,000円、日本のGDPは4,000円となる。デパートへ行って同じ10,000円で物を買う場合、どこで作られた何を買うかによって日本の経済成長率、GDPが変わってくるということ。
1990年以降中国のGDPは30倍、欧米諸国は2~3倍、韓国は7倍、日本はほぼ横這い。
これからはGDPではなくブータンを見習ってGNHを上げようという人たちもいる。
もう経済成長しなくてもいいという考え方もあるが、成長が止まるということは他国が伸びている以上相対的に所得が減り国が衰退へ向かうこと。

1990年、グローバル化元年ともいうべき年。前年にベルリンの壁崩壊。
日本企業は海外進出するが外国企業は日本に入ってこない。
これが経済の停滞を生んだ低成長の背景。

日本の国債残高は1,000兆円余り、これに対し個人資産は1,600兆円ある。
しかし現在は高齢化で所得の25%あった貯蓄率が1%。ゆくゆくは0%、マイナスへという可能性も。そうなると国内で国債が処理できず金利上昇、破たんというシナリオも可能性として0ではなくなる。

アベノミクスの解説。三本の矢の最終目標は大きく経済を成長させ税収を上げること。日本の景気は確かに良くなってきているがもう少し見極める時間が必要。

聴衆の方へ「右手の人差し指だけを伸ばし高く上げ、時計回りに回して下さい。そして回しながら徐々に目線より低い位置、お腹の所まで下げて同じく時計回りに回すとどのように見えますか?」(これは実際にやって頂けるとよくわかりますが、反時計回りになります)「人間、間違いないと信じたこともちょっと見方を変えると全く違って見えるということ」で皆さんと意見が違っていても「そういう見方もあるか」とお考え頂けるとありがたいと上手にご自身のフォローをされた。

伝統的金融政策と非伝統的金融政策、インフレ目標達成後の日銀の動き方の予測、出口議論の必要性、政府の有効な手立てとは、ビジネス環境を整えるには、自由貿易協定の重要性とその中でTPPの締める位置は、法人税率をどう捉えるか、雇用規制についてなど多岐に渡る内容の濃い“ほか”のお話でした。

解り辛い経済の話をパワーポイントを使い、数字やグラフなど出典明らかな資料を多用し、聴衆の反応、表情を確かめながら時には噛み砕いて、時には流しながら眼前の聴き手にフィットするよう細心の注意を払い、とても解り易くお話されるので安心して聴くことができました。

本業でご多忙な講師ですのでなかなかスケジュールを頂くのは難しいのですが、今後はもっともっと積極的にご提案させて頂きたい講師です。

名越康文先生の講演を聴いてきました2014/07/14

6月4日に都内で名越康文先生の講演を聴いてきました。
弊社お得意様主催でテーマは「心の健康・・・心がフッと軽くなる【瞬間の心理学】」でした。

今回の本来の講師は植木理恵先生でしたが急病の為、弊社担当者が名越先生に急遽一週前に代演という無理なお願いでしたが何とかスケジュールのご調整を頂き、穴を開けることなく無事開催できました。この場をお借りしてご快諾下さった名越先生とお手数をお掛け致しました事務所のスタッフの皆さんにお礼申し上げます。ありがとうございました。

さて、名越先生は少し早めに到着され控え室で主催者の皆さんと講演時間ギリギリまで和やかに談笑され、傍にいる私もこんなに間際までお話されていて大丈夫なのだろうかと心配してしまうぐらいでした。

講演はと言いますと控え室同様終始にこやかで、導入部ではTVでよく取り上げられる心理学は「合コンに女性がどういうイヤリングや洋服を身に着ければ良いか?」という問いに「少し長めのチェーンだとブラブラと動くイヤリングが目にチラチラするので獲物が動いてるという感覚になり男の狩りの本能を刺激するので動くイヤリングだとモテる」とか、「赤い色は闘争本能を掻き立てるから勝負服は赤が良い」とか答える、良く言えばHow to心理学が多い。
またTVではコメントする時間の制約があり、だいたい10~15秒。この時間では“名越心理学”の説明は出来ない。30秒も話すと「番組潰す気か!」と怒られる。
某TV局が“名越心理学”を是非紹介したいと言ってくれ、最低30分は説明しなければならないと伝えたら実際に来てくれて、1時間半以上喋って録画して、帰り際にスタッフ同士が「どうやって2分にまとめるか」と話していた。それほどTVでは時間が無い。その後連絡も無く放送されたとは聞いていない。

1999年開業。この当時の鬱病は人口の0.2~0.3%と言われていたが1年前にある医師と話したらある地方自治体の職員が精神科または心療内科へ現在及び過去に通院していた人までを含むと10人に1人、そして精神科または心療内科へ通わなければならない症状が出る人が5人に1人。つまりもの凄くハードな仕事をしている証拠。
最近やっと自殺者が年に3万人を切ったと言われているが、間違いなく自殺者の90%以上は鬱病。命を絶つという行為は精神病でないと出来ることではない。

「自分を支える心の技法」という中学生でも簡単に読める(ご本人曰く奇跡の書と言われる)How to本を書いた。
書く切っ掛けは西洋医学、心理学(これも西洋からのもの)を長年やってきて納得のいかないことがあった。西洋の医学には「健康」の定義が無い。当然「健康な心」の定義も無い。基準も無い。

これからの医療は「自力が半分、他力が半分」を常識にしたい。病気になる人の大半が運動不足。自力とは年代別自分に合った運動を医師に紹介されてやること。今は入院すると運動不足で糖尿病になると医師が言う時代。
名越氏も「足助(あすけ)体操」を実践している。
足助先生が言われるには癌になる人は食べる時に丸飲みしているそうで、ものを噛んでいない。足助先生の患者さんで癌になった女性が一口60回噛むことをやり続け1年で癌が消えたが、その後また噛まなくなったら再発した。この女性にとっては噛むことが運動だったがそれをして貰えなかった悔しさから悪い所にピンポイントで効く200種類もの運動を開発された。

「自力半分、他力半分」を皆が実践できたら日本の医療費が2割は減るはず。

鬱病、パニック障害の患者さんは体が硬い。「関節に神が宿る」という言葉がある。関節が柔らかいと心も柔らかい。筋トレは続かない。関節を柔らかくする毎日10分続けられる運動がベスト。毎日10分続けられるということは基本的な生活習慣が身に付いているので精神的に安定している証拠。

私の講義を単位とは関係なく聴いてくれている学生が講義終了後につかつかとやって来て「今日の講義は僕にとっては何の為にもならなかった」と言ったので「なんでそんなに怒ってるの?」と訊くとその彼が「僕は2年間怒ったことがありません」と言ったが、顔を見たら完全に怒っていた。怒った事ありませんと言って怒ってる人、これを精神科の医師はノイローゼと言う。ノイローゼの人は自分の感情に気付けない。

アメリカ・カリフォルニアの大学生が見た夢を調べると70%以上がホラー、怖い夢、嫌な夢だった。どんな人でも最低2分以上眼を閉じていると色んなネガティブなことを考えてしまう。これは人間がそういう生き物であるということ。

「泣く」ということは怒っていること。決して悲しいからそうするのではない。赤ちゃんを見ればわかる。嫌なことがあったら怒るという法則がある。泣けば母親が対応してくれるということを誰に教わったわけではないのに赤ちゃんは知っている。人は愛している、好きな人に対して甘えて怒りを表してしまう。

イライラしてカチンカチンと来ている人のほとんどは体調が悪い。
怒りの祓い方。ゆっくりと深呼吸して口を窄めてフゥ~~ッと15秒ぐらいで息を吐く。
ロシア武術、軍隊格闘術に「システマ」というのがある。軍隊なので戦場から生きて帰らなければならない。どんな人が生きて帰ってくるか?それは「呼吸が出来る人」、どんな急場の鉄火場でもしっかり呼吸が出来ている人は理性が飛ばない。息をフゥ~~ッとゆっくり吐くと理性が戻ってくる。

それでもまだ収まらない人には呪文「私は今怒っております。私は今怒っております。私は今怒っております。」とゆっくり3回唱えると消える。

気持ちが暗いのも怒り。暗さをやっつけるのは朝。出来れば起きてから10分以内に、遅くとも30分以内に深呼吸する、あるいは背骨に熱いシャワーを掛けていく。風邪気味とか疲れていると熱さを感じない所がある。そこが疲れているポイントなので重点的にシャワーを当てると15~20秒で熱さが戻ってくる。こうやって体の感受性を上げるだけで気分が大分上がる。体を動かす、一番良いのは関節を柔らかくする体操をして欲しい。どうしても時間が無い時に瞬間に上げる方法がある。それは祈ること。宗教的な祈りではなく、例えば「今日一日家族が幸せでありますように」とか「私と会う人が少しでも笑顔が出ますように」で良いんです。ただし本気で5秒でいいので集中して祈って下さい。そうすると1週間もすると心が晴れやかになります。
「名越の心理学」は毎日やって下さい。続けることが大事です。

先生ご自身も大学時代に鬱病になられた経験談も交え深刻な話をなるべく楽しく聴いて頂けるよう大変気を遣われながら、質疑応答も丁寧に答えて下さいました。

帰りは主催者の方々に見送られ一緒に会場を後にし、先生も電車でお帰りになられました。いつもそうされておられるそうなので見かけたら声を掛けてあげてみて下さい。きっとフランクに応えて下さると思います。

二宮清純先生の講演を聴いてきました2014/06/23

5月22日に都内で二宮清純先生の講演を聴いてきました。
「スポーツに見る、勝つ組織、負ける組織」というテーマで弊社お得意様主催の講演会でした。

やはり今年はサッカー、ワールドカップ。
勝つ組織と負ける組織、どこが違うか?それは「準備力」、準備無くして勝利無し。
私は30年ちょっと毎日勝ち負けばかり見てきた。顔を見ただけで麻雀が弱そうだとわかってくる。
前回初めて日本は国外で行われた南アフリカのW杯で、決勝トーナメント進出を決めた。その南アフリカのW杯で日本がトップだったものは何か?それはオンターゲット率(ゴールの枠を捉えたシュートの割合を数値化したもの)。信じられないかもしれないが日本は世界で一番シュートが巧い国。ちなみに1998年のW杯フランス大会では32の出場国・地域中最下位の20%だったがたった12年でトップへ。なぜ劇的に変わったのか?
南アフリカのW杯で使用されたボールはアディダス社の「ジャブラニ」、これはツルッとした新球に近い空気抵抗が少なくブレ球になるボール。これを世界の国内リーグで最初に採用したのが日本のJリーグ。だから日本は「ジャブラニ」にいち早く慣れることができた。これが劇的に改善した大きな理由。これが「準備力」。

シドニーオリンピックでマラソン初の金メダリストとなった高橋尚子選手。彼女は42.195kmのマラソンでかなり距離を残し、誰も想像しなかったであろう最もアップダウンが厳しい35kmでサングラスを放り投げるという合図でスパート。サングラスは高橋選手のお父さんが拾った。お父さんはたまたまそこにいて天文学的確率で拾うという偶然か?そうではない。“完全犯罪”に違いない。つまりお父さんは何かの役割を担ってそこに立っていて何かサインを出したはず。
実はシドニーの空港で小出監督にばったり遭った。本番前に一度練習を見せて欲しいと取材を申し込んで携帯電話番号を教えて貰い掛けたら一切繋がらない後で聞くとチームQちゃんのメンバーとご両親位しか秘密の「アジト」(合宿所)は知らなかった。なんとその場所は35km地点の手前で、そこでスパートする練習をやっていた。
「極秘作戦」を関係者以外誰にも知られたくなかったのだろう。このことで学んだことがある。それは「大事なことは喋らない」ということ。簡単そうで難しいこと、「ここだけの話、お前にだけ」と言って口外すると間違いなく広まる。秘密の匂いを嗅ぎつけるプロである我々ジャーナリストの誰一人知らなかった。ここまでやったから金メダルが獲れた。徹底した「準備」と徹底した「情報管理」、スポーツでもビジネスでも勝ちたければここまでやるしかない。これが鉄則。

北京オリンピック、初めて男子400mリレーで銅メダルを獲得した。日本人は長距離はいけるが短距離は難しい。昨年100mを9秒台で走った選手が90人で内88人は黒人。日本人は未だかつていない。しかし朝原キャプテンはじめ4人で力を合わせての快挙。リレーはバトンを受けるためどこで走り出すか各自テープで目印をコースに貼るが、北京の公式テープは色がシルバーだった。予選当日は雨が降っていて、照明が眩しかったので一計を案じた朝原選手が白いテープをまるで密輸するかのごとくスパイクのつま先にギュッと押し込み持ち込んだ。そしてこのテープのお陰で日本のバトンパスが見事にきれいに繋がった。他国はどうだったか、何とバトンミスで6チームも失格し、選挙で言えば繰り上げ当選で銅メダルを獲得。「日本は運がよかったなぁ」と嫌味を言われたがミスをする方に原因がある。こんな天気の日に言われたまま銀のテープを張るとどうなるか?当然滑ってひっくり返ってバトンを落とす。日本だけが転ばぬ先の杖を用意した。このテープを用意したという所に日本は表彰台に上がる権利を得たと思う。要するに「準備力」。

負ける人は必ず言う「運が無かった」と。でも違う、準備をしなかったのだと。

先日パスツールに関する本を読んだ。二つ名言がある。一つは「科学者には国籍はあるが国境は無い」、今はアスリートにもビジネスにも同じことが言える。もう一つは「準備無き者には偶然すら微笑まない」。
パスツールは「なぜお前の研究は上手くいくんだ?皆同じように頑張っているのに。運が良いな、ツイてるな」と仲間から妬まれ、疎まれたが彼らに「準備無き者には偶然すら微笑まない」という手紙を送った。これは多分自分が他人の見ていない所でどれだけ努力し、苦労し、準備しているか知らないだろう?知りもしないで運が良いとかツキがあるとか言わないでくれよ、そこが俺とあなた方との差なんだよ、と言いたかったのだと思う。

同じようなことがあった。高橋尚子選手が故障で走れない時期があり、東京マラソンで見事な復活を遂げたときのこと、マスコミが言う「やっぱりQちゃんは強い星の元に生まれた、何か持ってるなぁ」、それに応えて高橋選手は「24時間は誰にでも与えられた平等な時間です」と反駁。きっと彼女は「あなたが24時間しかなくて私に26時間あったらズルいかもしれない。でも同じ24時間で平等でしょ、その時間を真剣にマラソンについて考えているし、ちゃんとトレーニングもやっているのよ。そんなこと知らないでしょ!?知りもしないでツキがあるとか何か持ってるとか言わないで!強い星の元だとかそういう話にしないでくれ!」とQちゃんは言いたかったのではないか?
これは科学者であれアスリートであれビジネスマンであれ超一流の人たちの考え方の根底は同じではないか。とにかく準備を怠らない、徹底して準備をする、その果てにしか栄光はない。

ソリューション(解決できる力)よりプリパレーション(起きる前にリスクの芽を摘む力)。想定外のことも想定できる人こそが21世紀のリーダーに相応しい。
失敗学の権威、畑村洋太郎氏の言葉、「これから肝に銘じることはあり得ることは起こる。あり得ないと思うことも起こる」。
スポーツではだいたい負ける時は想定外のことが起きるが、勝てるリーダーは常に最悪の状況を想定し、慌てず騒がず最善のカードを切って見せる。これが究極の危機管理ではないかと私は思う。

選手について、世界で結果を出す選手とそうでない選手との違いは何か?
それは「スキル(Skill)よりもウィル(Will)」、つまり世界を制する選手、組織にはオンリーワンのスキルがある。

MLBの先駆者「野茂英雄」、プロに入って最初に言われたこと「そのフォーム(トルネード投法)を止めろ」、と。もし彼がトルネード投法を止めていたら彼の栄光は無かっただろう。彼がMLBに行くことが決まってTVの対談番組に野茂投手と日本人のマイナーリーガーと3人で出演。そこでマイナーリーガーが先輩風を吹かせたのかもしれませんが「野茂さん、英語は喋れるの?英語が喋れないとベンチでいじめに遭うよ」というと野茂氏は「僕はアメリカに英語を覚えに行く訳ではありません、野球をやりに行くんです」と答えたのを見て「絶対に成功すると確信した。
バッターではイチロー、彼のオンリーワンといえば振り子打法、でもプロでは認められなかった。
「何だその変な打ち方は!?お前は足も速いし、肩も良い、その変てこな打ち方を止めたら一軍で使ってやる。」
「嫌です。これは今僕が開発中の技術です。もし認められないんだったら二軍で10年野球やらせて下さい。もう少し時間が掛かります。」
「くそ生意気な、なら二軍だ!」
と言われ二軍に落とされ、その時の話し相手がパンチ佐藤。最近は旅番組でよく温泉に入っていますが、元ドラフト1位の選手です。その彼がイチローに「イチロー、言うことを聞け、野球選手は言うこと聞かんと使って貰えんぞ、使って貰わんと給料も上がらんぞ」と言うと「このフォームが認められないんだったら僕は野球を辞めてもいい」とイチローは言った。

野茂もイチローも「スキル(Skill)よりもウィル(Will)」、志、目的意識、折れない心を持っている。

アマの世界も同じ。
スピードスケート初のゴールドメダリスト、清水宏保選手。元々小児ぜんそくで背が低かったので限界のある少年と言われていた。身長は公称160cmだが実際は157とか8くらいかも。背が低いということはストライドが短いので限界があるのでこう言われたらしい「現実を見ろ」、それに対し「現実は見るものじゃありません、現実は変える為にあるんです」と言い返し、ハンディをアドバンテージに変えた。足の短さを逆手に取り、トップスピードに乗るまでの時間は短いので「ロケットスタート」というオンリーワンのスキル、秘密兵器を編み出し、金メダルを獲った。普通は表彰台の真ん中で選手が手を繋ぎ高く挙げると山型になるようになっているはずだが、清水選手の時に生まれて初めてM字型になったのを見た。

天才はいない。そんなに皆差は無い。どこかで諦めるか、妥協するか、そこの違いだけだと思う。
スポーツの世界では「バッタ現象」というのがある。バッタは20cmの虫かごに入れるとその後に50cmのかごに入れても20cmしか飛べなくなる。最初に入れられた環境の中で飛べる距離を自分で決めてしまうらしい。
もっと伸びると思った選手が自分で「僕はここまで」それ以上は無理だと限定してしまう。
どの世界も同じではないか?実は自分の才能を知らないのは自分なのではないかと思う。

徹底した準備をし、リスクを取りオンリーワンのスキルを編み出したら折れない心(ウィル)で意志を貫き通す、これが最も大事。

最後にサッカー指導者、スポーツの指導者のみならずビジネスリーダーまでが愛読するイタリアのサッカーの教本の中に出てくる最後の一行の言葉を紹介された。
「良きリーダーたらんとする者はまず以て良き背中を持ちなさい」、つまりリーダーの1丁目1番地は「背中」であると言いたいのではないだろうか。
この話で締めくくられた。

「背中」の詳細は実際にお聴きになって頂くのがベストですのであえてここは記載しないでおきます。

「背中」の話の中で絶対に出るだろうと思っていた通り「苦しくなったら私の背中を見なさい」と言った澤穂希選手の話もありましたので、講演終了後に控え室で二宮先生に「澤穂希選手は女にしておくには勿体無いですね」と申し上げましたら笑っておられましたが、様々なスポーツの世界のことを仕事とはいえまぁ良くご存じなこと。
他所でも二宮先生の講演を聴かれた主催者の方が、「今日はその時とは違う話ばかりでとても楽しかった」と仰られたのを伺い、さすが、引出をたくさんお持ちなのだと改めて感心しました。

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