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井上 智洋先生の実績紹介

専属講師・井上智洋先生の講演を聴いてきました

専属講師・井上智洋先生の講演を聴いてきました

埼玉県内で弊社の長年の大切なお客様ご主催で弊社専属講師・井上智洋先生「人工知能と経済の未来 ~2030年雇用大崩壊~」と題しての講演を聴いてきました。

今回のテーマは著書のタイトルをそのままテーマにして欲しいというご主催のご意向に沿う形で決定いたしました。

今後人工知能(AI)がどのように進歩していくのか

2015年頃~
一例:金融 ⇒ FinTech(ファイナンステクノロジー)
金融は実態のある「モノ」を動かしたり売ったりしているわけではないのでIT化し易い。

情報空間 ⇔ 実空間(「モノ」を動かしたり売ったりする)

ITとAIは何が違うか?
ITの中でもインテリジェント(知的)なものをAIと言う。

もう一例:旅行
旅行自体は人が動くので実空間だが予約、契約などの事務手続きはIT化し易い。
従って現在は実店舗に足を運ぶことが少なくなってきた。

2020年頃~
スマートマシン(賢い機械)の普及。
自律的に動く機械:自動運転車、ドローン、ロボットなど
農業分野では自動トラクターも。

2025年頃~
AIが言葉の意味を理解できるようになる。
自動翻訳・自動通訳が現在とは比較にならないほど飛躍的に進歩する。
2016年11月くらいにGoogleがディープラーニングという現在のAIブームの火付け役となった技術を導入し、Google翻訳をかなり精度の高いものにした。
それまではぎこちなかったが相当滑らかになってきた。
今後自動翻訳・自動通訳に任せた方が良い場面が増えて来るのではないか。
そうするとあまり英語の勉強をしなくても良くなるかもしれない。

2030年~
汎用人工知能の登場
現在の人工知能は全て特化型人工知能
特定の目的に特化された人工知能。
例:将棋 ⇒ 将棋しかできない
  チェス ⇒ チェスしかできない
  囲碁 ⇒ 囲碁しかできない

人間は学べば将棋もチェスも囲碁もできるし、人と会話することも事務作業もでき、色んなタスク(課題)ができる。
対して人間同様多くのタスクができるような人工知能(汎用人工知能)を作りたいというのが研究者の夢だった。
これが夢ではなく実現可能ではないかという機運が生まれてきている。

この汎用人工知能が実用化されると全てではないが人間がやることがなくなるのではないか。
従って「2030年雇用大崩壊」というタイトルを付けている。
しかし2030年に汎用人工知能が一気に普及するわけではないので2030年に即仕事が無くなるわけではないが、徐々に仕事が減っていく可能性はある。
そもそも本当に汎用人工知能ができるかどうかはわからない。

知識人は常に最悪の事態を想定すべきだと思う。
楽観的に人工知能と人間が共存できるとは思わない方が良い。
人工知能が人間の雇用を奪う可能性があるならばそれに沿ったシナリオを準備(制度・対策)すべき。
核シェルター普及率で見ると日本人は最悪の事態の想定はどうも下手らしい。
スイスは100%、アメリカは70%前後、日本は0.02%。

特化型人工知能が雇用に及ぼす影響
これまでの技術の延長線上にあり、質的にものすごく変わるということはない。

技術的失業(新しい技術がもたらす失業)の変遷と例
第一次産業革命 ⇒ 代表的なものとしてラッダイト運動(手織り工が織機を壊した)に見る手織り工が自動織機の発明により失業。
第二次産業革命 ⇒ 自動車の登場で馬車の馭者が失業。
第三次産業革命 ⇒ コンピューターは機械の名前ではなく職業の名前で計算する人、計算手。
機械のコンピューターの登場で計算手は失業。

2020年に日本で確実に無くなる職業がある。
電気メーターの検針員。
スマートメーター設置で自動検針できるようになる。

つまり人工知能に限らず技術的失業はこれまでも起きてきたし、これからも起きるだろう。
ただ今までは失業しても労働移動(仕事を移る)してきた。

アメリカでの現在の労働移動例
大別して3つ。
①頭脳労働・・・高所得
②事務労働・・・中所得

③肉体労働・・・低所得
②がIT化でどんどん減り多くの人が③に流れ、①へはMBAなどの資格を取りトップマネジメント層へ労働移動できるごくわずかな人たちのみ。
アメリカの全体所得は上がっているが中間所得層(平均値ではなく中間値)の所得は下がっているのだが、①の中の最上位がさらに高所得となっているから。

そして技術的失業の可能性が高い職業予想も具体的に。

AIが雇用を生み出すという人がいるが、AIやITは雇用を生まない。
もちろん生み出される雇用もあるが非常に少ない。
つまり今までに無かった新しい仕事に就くことはほぼ無い。
GoogleやfacebookなどAIをやっている会社に就職・転職したくてもできないように。
ならば肉体労働へ移動すれば仕事があり何とか食べられるのだからと安心してはいられない可能性もある。
また知的な職業も無くなってしまう可能性が高いものもある。

2018年にお料理ロボットが発売予定。
日本円で約900万円。
YouTubeでどういうものかを見ることもできる。
家庭用はなかなかコスト面で難しいかもしれないが、業務用で10年ぐらい使えれば人件費との比較で安上がりかもしれない。
もちろんレシピを与えないと作れないし、レシピを考えるのは人間。
クリエイティブなコックさんは失業しないだろう。

ここまでは特化型人工知能の話。

第四次産業革命が汎用人工知能)の登場する2030年頃に起きるのではないかと言われている。
その時にどの国が革新的技術と言われる汎用目的技術を持って覇権国家となるのか。
鍵を握るのはAI・IoT・ビッグデータと言われている。
これらを使うとどんなことができ、どういう社会になるのかという説明。
悲しいかな日本はかなりの遅れを取っている。

汎用人工知能は人間そのものを代替する。
とはいえ人間の感性や感覚、欲望といったものは持ち合わせていない。
そしてこれらと全く同じものが作れるかというとそれは難しい。

業種問わずクリエイティビリティ、マネジメント、ホスピタリティといった分野の仕事は残るだろう。

汎用人工知能の時代に人間にとって必要なものとは何か?
新しい技術を生み出す研究開発や商品開発やマーケティングといった仕事は残るだろう。
洋服で例えるなら洋服は機械が作るがデザインなどのクリエイティブな部分は人が担うといった棲み分けをするようになるのだろう。

パソコンに起こっていることが自動車においても起きる可能性がある。
つまり、パソコンで言うOS(コンピューターを動かすためのソフトウェア)部分を握った企業が覇権を握り儲けることができ、作るだけのメーカーは儲からなくなったように、自動運転の時代には自動車もそうなってしまうかもしれない。

日本企業は研究開発を強くするとともにマーケティングとブランドを強くしなければならないと思う。

ではそのために人はどうすれば良いのか?
第三次産業革命はまだ終わっていないのでまずはIT化(典型例:ペーパーレス化)を進めることと同時にAIの研究開発や導入を図る。
そしてブランディング能力を身に付ける。
そのためには一言で言うと文化資本の蓄積が大事。
理系が重用される昨今だが文系が活躍できる時代が来るはず。
前述の能力を身に付けるには文化的な背景が必要。
美術館に行く、旅行に行く、映画を観るなど自分の感性を磨くような文化的な活動をした方が文系企業人として活躍できるのではないかと思う。
これらを含め「頭脳資本主義」が到来すると考えている。

つまり労働者の頭数ではなく頭脳のレベルが企業の売り上げなどを決定づけると思っている。
堺屋太一氏が以前に「知価社会」「知価革命」と言われた考えに近いと思う。

世界では頭脳の奪い合いが起きている。
Googleがイギリスのディープマインド社(AlfaGo(アルファ碁)を開発した会社)を2014年当時4億ドル以上で買収した。
天才デミス・ハサビス社長率いるわずか20余名の会社。
工場も無ければ資産も無い。

なぜ買ったか?
Googleは頭脳を買った

※(補足)当時人工知能の最先端の研究者は世界に約50人と言われていたそうだが、その内の20余名がディープマインド社にいたと言われ、人工知能の最先端の研究者の50%弱をGoogleは手に入れたことになる。

これからは日本企業も世界から頭脳を買ってくることが必要だろうと締められた。

質疑にもわかり易く丁寧に答えて下さった。

私自身昨年から何度も井上先生の講演を聴いており、どんどんアップデートされ洗練されています。

文系で人工知能が語れる稀有な講師です。
さすが孫泰三氏(孫正義氏実弟)が著書の帯を書いて下さり、日経ビジネスでも孫泰三氏が推して下さり「次代を創る100人」に選ばれただけのことはある講師です。
経済学者だけに経済的視点からの分析、予測も様々なデータを使用し理路整然とわかり易く話されます。
ですから大人気講師で引く手数多なのですが。

人工知能の未来が明るいのか暗いのか聴きたくなりませんか?
50~60代以上の方々に是非聴いて頂き、今人工知能がどうなっているかくらいの知識はお持ち頂きたく思います。
「俺達が生きている間には関係ないでしょ?」なんて野暮なことは仰らずに。
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