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2015/02/13 桐谷広人先生の講演を聴いてきました

2015/02/13 桐谷広人先生の講演を聴いてきました2015/06/15

神奈川県内で弊社お得意様のご主催講演会で桐谷広人(きりたにひろと)先生「優待株に投資しよう ~株主優待で楽しい人生を~」というテーマでの講演を聴いてきました。

今や中高生に圧倒的な人気を誇る桐谷先生。
一緒に歩いていると桐谷先生は握手を求められることが多々あります。
日本テレビ系「月曜から夜ふかし」(月曜23:59~0:54放送・司会:マツコデラックス、村上信五(関ジャニ∞))の中で株主優待だけで生活し優待券を効率良く使うために自転車を漕ぎ都内を疾走する姿をご覧になられた方もいらっしゃるのではと思います。

桐谷先生も戸田奈津子先生同様に本来は講演が生業ではないこと、数もなかなかできないとのことからホームページに掲載しないで欲しいと言われ非掲載ですが、今回の聴講録は特別に掲載をご許可頂きました。

何と登壇スタイルはリュックを背負ったまま。アカデミックな株の起源についても少々。

バブル絶頂期には大手証券会社の社員は社内で個人投資家のことを「ゴミ」や「ドブ」といった符牒で呼んでいたほど軽んじていた。
崩壊後個人投資家が大損して激減。
株主優待を今は3,500社の一部上場会社の内1,200社が行っているが当時は200社しかなかった。

株主優待の変遷。
自身の優待株史。

最初に優待で映画が見られるからと日活株を購入し、鑑賞券が届いてみたら当時は直営館でしか見ることが出来ず近くで見られなかったという失敗もした。

自身も持っているカゴメの例。
年2回の優待(千円程度の新製品を含む商品)と配当(優待と配当を併せて年2%程度)や役員報酬を1億円未満も公表して欲しいというようなアンケートの声に応えて個人投資家の意見を反映させたりしていたら6500人の株主が20万人に増え、株価も上がりこの成功例を見た他の企業も続々と株主優待を取り入れるようになった。

ここで背負って登壇したリュックの話。
中身はもちろんご自身が身に付けているもの全て、「効果は見られず禿げておりますが頭のてっぺんの育毛剤からつま先の靴まで」株主優待でもらったものだそうで、TVでよく公開されている優待券だけが期限の迫っている順に入れられている“優待財布”も含め事細かく説明された。

優待は100株でも1万株でも同じということが多々あるので小口株主の方が高利回り。

ちょっと将棋の話。
一流になる棋士は小学生で奨励会に入り中学生で年収1000万円くらい稼いだりする。
ご自身は18歳で奨励会に入りプロの四段になるのに7年4ヵ月掛かった。
その間貧乏でインスタントラーメンを食べ過ぎて胃潰瘍になった。
貧乏が長かったのでお金を使うことが勿体無く貯金していたので株を始め、持ち金だけより信用取引でやればもっと儲かると欲をかいたらバブル崩壊で元の木阿弥。
さらに懲りずに2007年に棋士を引退後また信用取引をやりサブプライムローン問題で大損。

株式評論家の言うことを鵜呑みにすると大損する。
彼らも本当に株の値動きや儲かる銘柄がわかっていたら原稿など書かずに黙って株式投資をやるはずですから、と。

2008年にインターネット取引で初めて追証をくらった。
出かけて戻りパソコンの電源を入れ、証券会社のページにログインすると画面が真っ赤。
通常は残高不足になりそうですよという黄色い警告画面が出てしばらくして残高不足の赤い画面になるがあまりの暴落で一気に真っ赤な画面。
「2日後までにいくら払え」と出ていて、ちょっとお金を持っていそうな友人たちにストレートに貸してくれとは言えないので「追証を食っちゃった」という話をしたら誰か一人ぐらい貸してくれるかと思ったが誰も貸してくれなかった。
結局妹に借りた。
その後また上がり始めたので調子に乗って信用取引を始めたらリーマンショック、ここでも評論家の意見を採用し大失敗。
この時一緒に飲んでいた父親に「人生最大の失敗は株をやったことだ」と言ったら「それは違う、結婚しなかったことだ」と言われた。
父は元々株をやることに反対だったので、バブルの時に「おとうちゃんの年金を俺に預けてくれたら何倍にも増やしてあげる」と豪語したが、預けてくれなかった。
それから1円も手を付けずに持っていた父の年金のお陰で死にそうだった私は救われた。
もし預けてくれていたら全部パーにしていた所だった。

余談だが貰って困る優待は「お米」。
独り者なのでたくさん来ると食べきれないし、人にあげるにも重いので思いの外送料が掛かってしまうから、だそう。

つい笑ってしまう暮らしぶり、お金の捻出方法など盛りだくさん。

優待券を使うのに電車賃が無いから自転車で移動していたら面白がられてTVで取り上げられるようになった。
優待券は使わないと期限があり紙切れになってしまうから現金を使う暇がないという逆自転車操業的な感じ。

おそらく優待株700銘柄を保有する桐谷先生は個人投資家で日本一(自称)
氏が経験した数々の狩猟型(値上り益追求)投資の失敗から学び、辿り着いた農耕型(配当と優待)投資。
お金をたくさん持っていなくても現在は100株、数万円で買える銘柄が90社もある。
自分の持っている余剰資金で、一つに多額の投資ではなく最低10社以上の銘柄をバランス良く保有していればダメになる会社があっても他が値上がりしてバランスが取れるので丸々損することは無い。
専門家である株式評論家の言うことは当たらないのできかず、素人の優待投資家のブログや本を参考にしながら自分や家族が使えそうな銘柄に投資すれば損することなく優待株生活をきっとエンジョイできるのではないか、やり方によって株はギャンブルではない
、と締められた。

笑える失敗談の数々に人柄もあってかいつの間にか“桐谷ワールド”に引き込まれていく。
とにかくよく喋る。
往き帰りの車中でもず~っと喋りっ放し。
具体的なお勧め銘柄などもちゃんと教えて下さいます。
何と言っても話題の「桐谷さん」ですから「桐谷さんとのツーショット写真」があれば中高生のお子さんをお持ちの親御さんはきっと自慢できるのではないでしょうか。
気軽に写真撮影にも応じて下さいます。
旬の講師をお考えの主催者様、是非。

 

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