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戸田 奈津子先生の実績紹介

2015/02/03 戸田奈津子先生の講演を聴いてきました

2015/02/03 戸田奈津子先生の講演を聴いてきました

都内で弊社お得意様ご主催の戸田奈津子先生の講演を聴いてきました。
中高生対象でテーマは「字幕の中に人生」でした。

本来は講演が生業ではないこと、本業が多忙で数もなかなかお請けできないとのことからホームページに掲載しないで欲しいと言われ非掲載ですが、今回の聴講録は特別に掲載をご許可下さいました。当日は駅の改札口で戸田先生と待ち合わせ、当社が3日前にも地方で講演をお願いしておりましたのでそのお礼を申し上げながら、会場までの道中色々なお話を伺いました。
その中で私の母と同い年ということがわかり、母には申し訳なく思いましたが現役でそれも第一線で仕事をされておられる戸田先生のお若いことに驚かされました。
先生ももし子供がいたら「私ぐらいの(見事なおっさんですので)年令かと思うとビックリだわ」と仰いました。

さて講演の方はというと「環境は随分と変わってしまったが皆さんと同じ道を少し早く歩いてきた者としてヒントになることがひとつでもあれば嬉しく思います」とスタート。

自分の手の中に宝物があるとそれになかなか気づかない。
皆さんは宝の山の中にいるのと同じで本当に幸せだという認識をまず持ってもらいたい。

中学高校時代は『The Best Time of Your Life 』(あなたの人生で最高の時)。
今の自由な時間で好きなことを楽しみ、この時期を基盤に人生の目標・進む道をぼんやりとでいいから模索しながらちゃんと将来役立てるように使って欲しい。
かく言う私は毎日友人たちと遊んでいて未来の事は何も考えていなかったので後で色々と苦労した。
この時期に得た一番のものは友人。
大学も社会へ出ても友人はできるが生涯を通じ付き合え人生を変えるくらい大きな影響を与えてくれる本当の友人は小学校から高校までの間で出来る。
そういう友を大事にして欲しい。

そして自分の好きなことをやって欲しい。

テレビの無かった時代、パソコンで検索すれば世界中の情報がすぐ見られるという今は想像すらできないこと。
食べるものも無い終戦後の日本しか知らない少女時代に大きなスクリーンでアメリカの夢のような別世界を見てぶっ飛び、カルチャーショックを受けた。
すぐさま映画の虜になった、私だけではなく日本中が。
これが今の私の出発点。

戦後70年、終戦の8月15日の翌日から「これからの時代は英語だ」と言われ続けて久しいが日本人は上手になっていない。
ただ、英語の授業を増やすために国語の授業を減らすことには反対。
日本人である以上正しい日本語で書けて話せて読めるということは最低限必要。
日本人にとって日本語はアイデンティティ。
本を読み、書くことが疎かになってはいけない。

中学に入り英語の授業が始まり、映画が好きだったので映画の一部である英語も好きだった。
もし映画が好きではなかったら英語なんか大嫌いと思っていたかもしれない。
好きな人のことを知りたい、知ればまたもっと知りたくなるのと同じ。
あるドキュメンタリー番組でイチロー選手が最後に「一番のモチベーションは?」と訊かれ「野球が好きだから」と答えていた。
まさしく彼の言う通り、“好き”ということがどれほどの力を発揮するかは彼のキャリアを見れば明らか。

私は大好きな映画の事をもっと知りたいからそれを理解するためにオマケで英語の勉強をした。
授業での英語は楽しくない。
おそらく今までの教科書の中で読み始めたら面白くて一気に最後まで読んでしまったなんてものは皆無。
でも好きなことの本などはそういう教科書たり得るのでは?

英語を継続して学ぶ知恵をお裾分け。

タイタニックのレオナルド・ディカプリオが一夜にして大スターになってしまい苦悩し克服した話。

校長先生に控え室で「変わった職業を選ばれましたよね」と言われたが、確かに字幕の翻訳をやっている人は変わっている人が多いが数は少ない。
私が志したころは日本に10人しかいなかった。
そして映画会社が東京にしかないので東京にしかいなかった。
この10人が全員年配の男性。
ここに女子大出の女の子が入れてくれと言ったところで入れる訳がない。
まるで高い塀が巡っていて入口が無いという業界。
この塀の周りをぐるぐる回ることを20年間やった。
でも回っていたからといっていつになったら入れて貰えるという業界ではないい。
そうしている時にコッポラ監督(の「地獄の黙示録」)との出会いでこの世界にやっと入ることが出来た。
ラッキーだっただけでもしかしたら一生叶わなかったかもしれない。
ぐるぐる回っていた20年間に揺らぐこともなく、一度も辞めようと思ったことも無かった。

字幕翻訳の仕事はたった一人で一週間で仕上げるのが通常。
直訳すると字幕が画面一杯になるので読み切れる字数、短い言葉にしなければならないことが一番の特徴。
小説の翻訳とは真逆。

そこへ行くまでは大変だったけどプロになってからは忙しいけれど仕事はとても楽しかったし今も楽しい。

ハリウッドスターや監督たちは才能があって努力しないと決してその地位まで辿り着けない。
そして人柄も良い。
大勢のキャストやスタッフの先頭に立ち引っ張っていかなければならないので当たり前と言えば当たり前。
リーダーシップがあり人を惹きつける魅力を持っている。
BIGになればなるほど謙虚になり、思いやりがあり威張っている人はいない。

今の映画はCGが全盛。
そのキッカケになったのはジョージ・ルーカスの「スターウォーズ」だと思う。
彼は6話までの内容を10代の時に考え、純粋にそれを誰かに伝えたいと思っていた。
特撮技術を考案してお金儲けをしようしていた訳ではない。
自分の頭の中にある宇宙の話を人に聞かせたい、そのためには技術がないと宇宙の話が描けない。
それでコンピューターを使いCGという技術を開発した。

また、同じことを3Dという技術を産んだタイタニックの監督のジェームズ(ジム)・キャメロンも。
彼は3D技術を使った「アバター」という映画を撮った。
タイタニックで莫大な儲けを出したにもかかわらず彼はその後何年も一切映画を作らず、その儲けたお金と時間を注ぎ込み3D技術を確立しようとした。
なぜか?
彼も「アバター」の話を中学生の時に考え立体的に見せたいと思った。
まさにルーカスと同じこと。
たくさん3D映画が世に出たがアバターがベストだと思う。
それは3Dの特徴を最大限に活かしていることもあるが、他はなぜ3Dで見せなければならないか、というポリシーが無いからかもしれない。

この二人が10代の少年の時に考えた話を人に見せたいというシンプルなモチベーションに由来し、命を懸け技術を自分で開発し、(3Dカメラはジムがデザインから取り組んだ)自分の力で作り上げ夢を実現した。
そして映画を、世界を変えた。

皆さんにもきっと同じようなことが出来るはず。
彼らだって宇宙人ではなく同じ人間なのだから。

聴講した中高生に輝かしい未来が待っているというエールを送り終えられた。
是非若い人たちに聴いて頂きたい内容でした。

戸田先生の全てのスケジュールが詰まっているスティーヴン・スピルバーグ監督から頂いた年季の入った貴重なfilofaxの手帳を少しだけ見せて頂きました。
帰路もご一緒し「今は好きなことをやるようにしているの」と仰った戸田先生は若々しく輝いておられました。

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